【キッチンカーを始めたい人、必見】開業に必要な手続きと抑えておきたい注意点

キッチンカー・移動販売車でビジネスを始めたいけど
何から準備すれば分からない！
必要な書類や申請ってどんなものがあるの？

そんな悩みに現役キッチンカーオーナーの私が
キッチンカーの開業申請に必要なものや、注意点をズバリお教えします。

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メニューによって営業許可証の種類が違う

キッチンカーを作ったら何でも1つの営業許可証でメニューを販売できるわけではありません。

調理営業許可（車内調理可能）
飲食店営業　（ハンバーガー、カレー、ケバブ、唐揚げ、焼きそば）
菓子製造業（パン、クレープ等）
喫茶店営業（コーヒー、紅茶、ソフトドリンク等）

食品移動自動車（車内調理不可） 　事前に包装された食品のみ（弁当、包装済調理パン）

コンビニや大手スーパーの移動販売車を見かけますよね？

営業許可証を取得する上での注意点

• 都道府県ごとに営業許可証を取得する必要がある。
• 市区町村によって取得時の規定が変わる場合がある。
• 車両の大きさによって水タンク（給水・排水タンク）の容量が変わる。
• 水タンクの容量によって販売品目数が変わる。

一つずつ説明していきますね

都道府県ごとに営業許可証を取得する必要がある。

キッチンカーの営業許可証は出店したい市区町村（自治体）ごとに取得をしなければなりません。

例えば、横浜市の営業許可証を持っていても、東京都港区のランチ出店はできないということです。
横浜市と東京都に出店を考えているのであれば2つの自治体の営業許可証が必要になります。

市区町村によって取得時の規定が変わる場合がある。

必要設備はおおまかには同じですが、細かく規定が違う場合がありますので、
事前に営業許可を取得する自治体の保健所の事前に確認をしてください。

・調理場と運転席はしっかりと区切られているか
・シンクの数は充分か
（車の大きさや販売品目によってシンクの数は変わります）
・石鹸を常備していて清潔を保てる状態か
・換気扇が付いているか
・棚の設置は移動販売をできるレベルか
・給水タンクは設置され容量は充分か
・排水も設置され容量は充分か
・冷蔵庫に温度計は付いているか？
・ゴミ箱の設置はできているか？
など

車両の大きさによって水タンク（給水・排水タンク）の容量が変わる。

80リットル タンク（軽自動車）
飲食店営業（多量の水は使わない・使い捨て容器・商材は複数品目）

200リットル タンク（普通自動車）
飲食店営業（多量の水は使わない・使い捨て容器・商材は複数品目）

上記は東京都の場合です。横浜市は軽自動車はタンク容量にかかわらず単一品目のみ。
保健所によって基準が違います。

営業許可証を取得する時に用意する必要書類はこれ！

・営業許可申請書
・営業設備の大要
・配置図
・仕込み場所の営業許可証の写し
・営業の大要
・食品衛生責任者の資格を有する証明するもの（食品衛生責任者手帳）
・車検証写し
・仕込み場所の水質検査証明書
（仕込みをしないでキッチンカー内のみでの調理でしたら仕込み場所はいりません）
・検便検査成績書（自治体によっては提出しない場合もあり）
・申請手数料（18，000円～20，000円くらい）5年間有効

キッチンカー開業に絶対必要な3つの免許＆許可

運転免許証
食品衛生責任者
営業許可証

運転免許証

運転免許証 あたりまえでしょ！って思われるかもしれませんが車両に適した運転免許証が必要です。

よっぽど大きいトレーラーなどでない限りほとんどのキッチンカーは普通免許で走行が可能ですが、
ここで注意！！

牽引タイプの車などは、普通車以外の牽引免許が必要です。
補足：軽自動車の牽引車は普通免許で運転可能です。

食品衛生責任者

キッチンカーに限らず、食品を取り扱うお店では、食品衛生責任者の資格を持つ人が1人以上必要です。 もちろん調理師免許を持っている人がいればこの食品衛生責任者は必要ありませんし、
開業することができます。

資格を得るには、各都道府県の食品衛生協会で行っている講習会を、受講します。
1日講習を受け、最後にテストを受けて取得することができます。

取得費用が掛かりますので、最寄りの食品衛生協会に問い合わせれば教えてもらえますよ。

営業許可証

キッチンカーを営業する最寄りの保健所に、営業許可の申請をして取得します。

有効期限は5年間で、それ以降は更新が必要となります。

営業許可の基準は保健所によって細かく異なるので、必ず事前に保健所に問い合わせてから
車の製作に入ってくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

書類が多くてめんどくさいなぁ！！って思われましか？
しかし、初めてだからめんどくさく感じるだけで、保健所の人に相談をすれば細かく教えてくれます。

売りたいメニュー（販売品目）や数によって営業許可の種類や数、
また給水タンクの大きさ数が変わるので この事を踏まえてキッチンカー製作に進んでくださいね。

晃商事では、キッチンカー開業のお手伝いやアドバイスも行っております。
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